2月 2014

先日アップした『ソサペド』の紹介記事が公式の開発ブログで紹介されました。作者さんにも届くと良いなと思って書いたのですが、まさか本家にリンクを載せて頂けるとはーははー。ありがたい限りです。新作(続編?)楽しみにしてます。



先日、ゲーセンで音ゲーをしていて、ふと疑問に思うことがあった。ちくわはおいしい、確かにおいしい、おいしいのだけど、なぜちくわなんだろう、ちくわのこの魅力は何なんだ、この謎のちくわフェロモンに吸い寄せられ、ちくわゴーストに取り憑かれたちくワー(ちくわ愛好家)は世の中にどれくらい存在するんだ、一体何がちくわをちくわたらしめ、人々を虜にしているんだ、と。以来ちくわのブラックホールに吸い込まれて眠れぬ夜が続いているのである。

ちくわの検索結果
約 1,970,000 件

これは本日2月22日と明日23日に開催される「アイマスSSA」の検索結果の約5倍の数字だ。さいたまスーパーアリーナの最大キャパは約36500席、それが2日間なので、と言うことは、つまり、よくわからない。よくわからないので他の魚肉練り製品と比較してみよう。

かまぼこ
約 2,340,000 件

さつまあげ
約 748,000 件

はんぺん
約 497,000 件

さすがの王者かまぼこには一歩譲った形にはなったものの、さつまあげやはんぺんには大差をつけるスコア。この、併存するメジャー感と奥ゆかしさが ちくわのチャームポイントになっているのかもしれない。エロゲで、OPムービーで最初に紹介される、パッケでも中心に描かれた、ザ美少女的なメインヒロインよりも、ちょっとクセのある二番手キャラを攻略してみたくなる現象と似ているね。

ところで、「ちくわ」と聞いて何を思い浮かべるだろう。現役音ゲーマーはまず間違いなく「ちくパ」だと思うのだけど、こんな辺鄙な過疎ブログを見ているようなナードたちは、「ちくわしか持ってねえ」や「ちくわ大明神」を思い浮かべたのではないだろうか。この2大ちくわスラングは、汎用性の高さと意味のわからなさにおいて似通った性質を持ち、笑えるのにミステリアスな存在としてのちくわのイメージを現代人に植え付ける働きをしていると言える。前者は漫画の台詞が元ネタだが、後者に関しては偶発的な事故、あるいは奇跡、もしくは運命の導きにより誕生し、流行したとしか思えない。マジで何なんだ。ちくわパワーか。

少し昔話をしよう。中学生の時、わたしは剣道部員だった。同級生のYがなぜか部内で「ちくわ」と呼ばれているのを知り、彼に関する様々なバックグラウンドを妄想し、それを部内で吹聴した。その主な内容とは、Yの家の庭にはちくわ畑があり、地面に刺さったちくわに毎朝水をやるのが彼の日課であり、成長したちくわの上半分だけを収穫してはまた育て、このちくわの永久機関で日々生活している、というものだ。今振り返ってみるとYの家庭への相当な失礼に値する話だが、当時の部員仲間にはウケた。思えばこれがちくわ宇宙との邂逅であり、ちくわのささやきを聴くちくわ哲学のファーストステップだったのかもしれない。

と、ここまでのくだりはぶっちゃけどうでもいい。なぜこんな長文を書いてしまったのかさっぱりわからん。ちくわパワーか。そもそもブログを書こうと思ったきっかけは、あるスマホアプリに出会ったからであった。



モグモグゆなちゃん』である。3Dモデリングされた美少女ゆなちゃんに、ちくわを食べさせるだけのアプリである。『忍者ハットリくん』以外にちくわが出てくるゲームって何があるんだろう、と唐突に気になって、ぼんやりググった結果がこれ。『俺が主人公』というアダルトゲームのスピンオフ的な作品らしいが、ゆなちゃんとちくわとの関係は不明。けしからんので、即DLして堪能した。

べつにそれだけだったらわざわざブログに書いたりしない。賢者タイムを逐一報告するほど変態ではない。ではなぜこんな支離滅裂なちくわ作文を書いてしまったかと言うと、ちくわの新たなる可能性を発見してしまったからである。わたしはAndroidユーザーなので、思う存分ゆなちゃんをペロペロモグモグさせられたのだけど、このアプリ、どうやらApple側の審査にはすんなり通らなかったようで、iOS版はちくわの表現を抑えた(差し替えた?)内容になっているらしいのである。つまりだな、これはちくわはエロいとお偉方が判断しているということだよ。

もう明日からちくわを健全な目で見られない。pixivにもちくわタグのついたR18のイラストが125件もある。かまぼこは14件しかないというのに。ぶっちぎりじゃないか。エロさにおいては圧倒的じゃないか。ちくわのゴッド及びゴッデスよ、罪深き我々を救い給う。ちくわはエロかった。ちくわはエロかった。キラキラ光る、未来が見える。

ちくわの穴のぞけばほら

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2014年2月22日土曜日

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ソーサリーペドファイル
2013 / PC / 広瀬犬山猫



HTW』をクリアして、ふと作者のツイッターを見ると何やらUstでゲーム制作者同士で対談をやってる、その名も「ニートが世界を救ってみたけど、何か質問ある?」、そこで出会ったのがこのゲーム、対談相手だった。Ustの方でも双方のゲームの裏話や質疑応答、RPGの今昔などなどかなりマニアックな話題が繰り広げられているので、興味のある方はぜひ。



童貞のまま30歳以上になると魔法使いになる、というジョークは古くからネットでは言い伝えられてきているけど、その設定をそのまま持ち込んだのがこのゲーム。RPGらしい王道のファンタジー然とした世界観でありながら、他の有象無象のフリゲRPG群の中でも目を引く設定。そもそもフリーゲームをやる層って、PCを所持しているけどお金はなく、スマホのゲームじゃ満足できないオタク、つまり10代の、ちょっと根暗で友達の少ない、そういう学生が多い気がする(というのは今となっては偏見なんだろうか)のだけど、彼らはすでにデジタルネイティブだろうし、ネットスラングを駆使してSNSに自分の居場所を確立させようとしている、いわゆる非リア。そんなユーザーがいかにも食いつきそうなネタをまず目立たせているのは戦略的に良いと思った。実際ニコニコで実況されているゲームの多くがフリーゲームだし(当然入手やプレイの敷居が低い、キャプチャし易いという理由もあるが)、実況主はリア充に対しては全員口を揃えて「爆発しろ」と言い放つスタンス。『ソサペド』の主人公(デフォルトネームはゆうすけ)は30歳だけど、立ち位置的にプレイヤーはかなり親近感を覚えるはず。



先日紹介した『HTW』も主人公がニートだった。漫画やアニメほどではないにしろ、主人公イコール勇者の文化は衰退しつつある気がする。最初からかっこいいヒーローじゃなくて、どこにでもいるような学生であったり、冴えない平凡なオタクであったり。読者・視聴者・プレイヤーに寄り添った主人公は感情移入しやすく、共感型コンテンツとしてウケやすい。で、このゲームの主人公は30歳無職のロリコンであると同時に歴とした勇者でもある。これは単にいいとこどりしているだけなんじゃなくって、主人公ゆうすけが、プレイヤーとゲームの世界とを繋ぐ媒介としてうまく機能しているという点で、キャラクター像として優れていると言っていい。ラノベ的というか、ギャルゲ的というか、「ニートだし童貞だし幼女大好きだけどある日突然勇者になってしまった」とかタイトルを付けちゃうと語弊があるかもだけど、とにかく世相を反映しつつも、しっかり王道RPGとしてプレイできるゲームになっている。確かにイロモノだし、バカゲーだとも思う、でもそう一口には言い切れない魅力がこのゲームにはある。それを紹介できるといいな。今回はいつにも増してSS、ネタバレ多め。ストーリーそのものに関するバレは極力伏せたつもりだけど、細かいネタを全力で楽しみたい、自力で発見して突っ込みたいという方は注意。ここまで読んで興味を持ったならば是非、公式からゲームをDLして、まず服を脱ぐ落ち着いてプレイするんだ。



ヒロインのリーナちゃんは14歳。この世界では30歳以上の童貞と、15歳未満の処女のみが魔法を使えるという設定。この辺の細かいメカニズムはゲーム中にも語られるし、Ustでも詳しく解説されていたので割愛。上の方ではいきなり真面目に(?)考察しちゃったけど、このコラムは基本的にだらだらと感想を垂れ流すのが方針なので、SSに突っ込みを入れつつ、まあ適当に。



ここでクンカクンカしないやつなんているわけないのに、ひどいよ作者、してやられた。序盤のボスの山賊トリオも飯テロな名前だし。悔しい。



と言いつついきなり掌を反すわけだけど、リーナのおしっこ我慢イベントが最高だった。わかってらっしゃる。ご馳走様です。



ちょいちょい挟んでくるゲームネタも面白い、確かにキャバクラは神室町のしか行ったことないって人は多いだろうね。アユミさんの源氏名、苗字が鳳凰院だったからドクペでも振る舞ってくれるのかと期待してしまった。



リーナの他にも仲間は2人いて、火の勇者ひなたさんはふとももの魅力を活かした体術を操る女性軍人。そして水の勇者オテアライこと御手洗水樹は、魔王城のある山の中腹で自らキャバクラを経営しているイケメンホスト。他の勇者はオタクの主人公とは対照的なキャラクターになっていて、最初はこっちとしても抵抗もあるし、実際に拒絶されたり反発されたりするのだけど、気がつくと頼もしい仲間、なんかイイヤツ的なポジションとしてゆうすけにもプレイヤーにも受け入れられている。魔法は使えないものの、それぞれ固有のコンバットやコール芸を次々覚えていくので戦闘も飽きない。



はいはい土属性土属性、我ら四天王の中でも最弱……と思ってたら初見で雑魚敵に酒浴びせられまくって全滅した。マルカジリされるまでもなかった。戦闘前にもオイヨイヨとか言われてたから完全に舐めてた。



『ソサペド』でいちばん好きなのがこの勇者クイズ。魔王城に突入してひと悶着あった後うろうろしてたら急に始まって爆笑してしまった。これはフリゲームだからできるギリギリのネタかもね。この問題、選択肢にアイギスがいて上手いと思った。T260Gロボブリキ大王と並んでるってのがなんとも感慨深い。『アークザラッド』は辛うじて(動画とかで見たって程度の)知識はあったんだけど、『エストポリス伝記』に至ってはほんとにタイトルしか知らなくって問題見てもさっぱりだったのでググった。たぶん作者も全問一発で正解するようなコアゲーマーは少ないと想定してたのか、検索するための固有名詞が問題文にちゃんと組み込まれてて配慮されてるなと感じた。不正解だった時のヒントメッセージも用意されてて、それが気になって初めからやり直してわざと間違えてみたりもした。『ドラクエ』と『FF』(それも最近の)しかやったことないってプレイヤーも多いんじゃないかな、でもオタクって好きな分野で知らないものがあるとすごく悔しいんだよね。作者は相当なRPGギークみたいだけど、フリゲをプレイするような若い世代にオススメのRPGを紹介するつもりでこのイベント考えたんじゃないかとか思った。だから『エスト』もやってみたい、DS版も出てるみたいだけどできるならオリジナル版がやりたいな。幸い我が家のSFCは現役だし。



はいアウトー。これ読んで気が付いたんだけど、このゲームのタイトル、『ヴァルキリープロファイル』のもじりだよね。どこまでも徹底的だなあ。恐れ入った。



物語の核心に触れる部分でもあるので少しぼやかすけど、この『ソサペド』世界での勇者と魔王の扱いについて知ったとき、心底わくわくした。メタ発言やパロディーって安易にやり過ぎるとチープになっちゃうけど、この場合はバックグラウンドがしっかりしてる所為か全く鼻につかないし、むしろ世界の真理と邂逅してしまったような衝撃があった。作者の愛に嫉妬すると同時に、自分もRPG好きで良かったと思う瞬間でもある。『ブレスオブファイア』や『ポポロクロイス物語』なんかの往年の名作の中にさりげなく最新作(?)の『BDFF』のティズの名前が交じってるのもニクいね。



SS撮りまくりながらプレイしてたので、載せたいものも沢山あるのだけどキリがないしこれ以上は本格的にネタバレになってしまいそうなのでこの辺で。色々と見せられないよ状態。後半は怒涛の展開、想像以上に濃い話だった。シリアス展開でゆうすけが叫ぶ「このクソゲーが」のかっこよさ。突然の炉心融合にはワロタ。それとEDのクレジット、途中で文字がびっしり流れてくる部分があるのだけど、不覚にも涙腺緩んでしまった。ずるい、ずるすぎる。



最初の城の地下にある牢獄がスタッフの開発室になっててセンスを感じる。鍵は後から手に入るから(しかも雑魚敵がドロップする使い捨てアイテムなので、必要数集めたらスルーされがち)、RPG慣れした物好きのために用意されてるオマケとも考えられる。当然隠しボスも存在。RPG愛をとことん詰め込んだ完成度の高いフリーゲームだった。



最初の方に、ゆうすけはプレイヤーとゲームとを繋ぐキャラクターだと書いたけど、この『ソサペド』自体も、スマホで基本無料ゲーをやっているユーザーと、コンシューマゲームとを繋ぐ作品になるかもしれないね。そうだといいな。



ふう。

ソーサリーペドファイル

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2014年2月6日木曜日


HOME TOWN WORK
2013 / PC / ZK



ホームタウンワーク、略して『HTW』というフリーゲームのさわりだけをSSと共にほんのちょっと紹介。



ひきこもり脱出RPGと称されている通り、主人公は23歳のニート。四畳一間にPC、布団、雑誌の山、そしてティッシュ。ステレオタイプの「おまえら」がここに。



戦う相手はストレス。見た目が可愛いのがくやしい。



戦闘画面で感じたひともいるかもしれないけど、マップ、キャラクター、テキストなどからは『MOTHER』シリーズのオマージュが多く見られる。アフィブログの収入が振り込まれるATMも存在。ちなみに体力の回復やセーブはカエルがやってくれる。街の至る所に喋る動物がたくさんいて、彼らと会話する分にはストレスと戦う必要がないため、プレイヤーにとっても癒し。



はじめは伝説の城ことハロワ的な職業安定所を目指すのが目標なのだけど、オフ会に参加して遊園地に行ったり、廃校を探検したりと、コミュ障ながらも次第にアクティブになる主人公。そして最終的に物語はかなりとんでもない方向に展開していく。まあネタバレになるのでこの辺で。



と言いつつ意味深なショットをひとつ。とあるマップで、踏むと短いSEの鳴るタイルが並べてあって、その上を歩くのが楽しくて小一時間ほど目的を忘れて遊びまくった。あ、いまツーステップっぽい、とか、これ完全にドラムンってる、とか。ちなみにここ、『HTW』最難関と呼ばれる謎解き要素があるのだけど、なかなか手応えもあって楽しめた。ドレミファソラシにゃー。右上のトイレが気になって気になって仕様がない人、素直に負けを認めてプレイしよう。作者サイトからDLのページに飛べるよ。



ところでこのゲーム、何がすごいかって、グラフィックとサウンドもほとんどが作者本人によって制作されているということ。マップチップやキャラクターの歩行アニメーションなどの細部にも拘りを感じる。BGMはちゃんとmp3としてゲームファイルと一緒に入っているので、個人で楽しみたい人も安心。聴いているうちにクセになるミニマルな音楽が多い。思わず笑ってしまうようなパロディも。



最後にこの台詞を。がんばれよ。

HOME TOWN WORK

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2014年2月3日月曜日


ここ数ヶ月のまとめ
SPADA稼働してから報告厨してなかったので多め
といっても新曲中心にマイペースにやってるので旧曲のランプ更新は控えめ

Believe In Me 【SPH☆9】 HARD
DARK LEGACY 【SPH☆9】 HARD
Devilz Sacrifice -贖罪の羊- 【SPH☆9】 HARD
Elektrick U-Phoria 【SPH☆9】 HARD
Element of SPADA 【SPA☆9】 HARD
esrev:eR 【SPA☆9】 HARD
Give Me Your Love 【SPA☆9】 HARD
HYENA 【SPH☆9】 HARD
LA FESTA LA VITA!! 【SPH☆9】 HARD
m1dy Deluxe 【SPH☆9】 HARD
MAD ATTACK 【SPH☆9】 HARD
PUNISHER 【SPH☆9】 HARD
rainbow guitar weeps 【SPH☆9】 HARD
spiral galaxy 【SPH☆9】 HARD

ひとまず新曲の☆9は全てハードできたけどesrev:eRに大苦戦した、どうしてこれが☆10じゃないんだ
今作で☆9漂白できるといいなあ

Adularia 【SPH☆10】 HARD
Close the World feat. a☆ru 【SPH☆10】 CLEAR
Miracle 5ympho X 【SPA☆10】 CLEAR
New Lights 【SPA☆10】 CLEAR
NPC World 【SPA☆10】 CLEAR
Odin 【SPA☆10】 CLEAR
RISE 【SPA☆10】 CLEAR
SOLITON BEAM 【SPA☆10】 CLEAR
WOBBLE IMPACT 【SPA☆10】 CLEAR
お願いアインシュタイン 【SPA☆10】 CLEAR
旋律のドグマ ~Misérables~ 【SPH☆10】 HARD
超!!遠距離らぶ♡メ~ル 【SPA☆10】 HARD
罪と罰 【SPA☆10】 HARD
廿 【SPA☆10】 CLEAR

あーもーMiracle 5ympho X大好き、泣きメロ詐欺からの大量虐殺がたまらん
ところでInsane Techniquesクリアできないんだけど、あのあの

Elektrick U-Phoria 【SPA☆11】 EASY
EXTREME MACH COLLIDER 【SPA☆11】 EASY
HYENA 【SPA☆11】 EASY
Lighting Shower 【SPA☆11】 EASY
Overload Frontier 【SPA☆11】 EASY
rainbow guitar weeps 【SPA☆11】 EASY
rainbow flyer 【SPA☆11】 CLEAR
Sun Field 【SPA☆11】 CLEAR
Synergy For Angels 【SPA☆11】 CLEAR
Valgus 【SPA☆11】 EASY
牧神笛吹きて 【SPA☆11】 EASY

わりと新曲☆11ランプ点いてる感ある、ノマゲ視野もちらほら
EXTREME MACH COLLIDERかっくいーね
今作はがんばって☆11攻略していくぞー

野球のことがよくわかる

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2014年2月2日日曜日

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